どうやって選任するの?相続の時の成年後見人

人の命がいつ生まれ、いつ終わるのか…それは誰にも分からないことです。
今この瞬間に元気に過ごしている人も、もしかしたら明日倒れてしまうことがあるかも知れない。
また、大きな自然災害が発生してしまい、突然の不幸を迎えてしまうようなことになることだってあるかも知れないのです。
そうしたことを考えると、誰もが万一の時に備えた準備をしっかりしておかないといけませんよね。
そこでここでは、万一の時に備えた準備の中でも特に重要な「遺産相続」に関する情報をお伝えします。

遺産相続に関する問題も、いついかなる時に起こる問題なのか分かりません。
急に自分の親や兄弟に不幸が訪れると、悲しむ暇もないまま遺産相続に関する手続きや話し合いなどをしなくてはならなくなるのです。
ですから、その時が来て困らないように遺産相続に対する準備はきちんとしておく必要があります。
遺産相続の準備には「遺言書」の準備などと合わせて「成年後見人」の準備をしておくのがオススメです。

あなたは「成年後見人」という人がどのような存在の人なのかを知っていますか?
成年後見人は、成年後見制度という制度により選任される人で、認知症などが原因で判断能力が十分でなくなってしまった時に、その本人に代わって様々な手続きを行う代理人のことなのです。
成年後見人の選任申し立てというものを家庭裁判所に対して行うことで、あなたが遺産相続をする時に万一認知症などになっていても、あなたの代わりに手続きを代行してくれます。

では、その「成年後見人」というのはどのようにして選任されるのでしょうか?
成年後見には、一定の欠格要件に当てはまらない限り誰でもなることができます。
欠格要件とは、未成年者、また過去に自己破産をしたことがある人、そして過去に一度このような代理人を解任されたことがある人などのことを言います。
ですから、そうした要件に該当していないのであれば、誰もがなることができるのです。

申し立てを受けた家庭裁判所では、一般的に被後見人の兄弟など家族が選任されるケースが多いようです。
しかし、遺産分割協議の場合は同じ相続人同士ということになるので、その際には改めて特別代理人を選任して遺産分割協議を行います。
こうした制度があること、そして上記のような基準で選任するということを、この機会にぜひ覚えておきましょう。