相続人代表者指定届と成年後見人

相続

相続に関しては難しい言葉が並ぶことで、余計にわかりにくくなっています。
事実、相続を受ける人と相続をする人はほとんどが一般の方にも関わらず、難しい言葉を並べて説明されたところで「わからない」という方が多いのは当然のことです。
特にそういう相続の面において必要となってくるのが、各種提出書類です。
相続人代表者指定届に関しては、その代表的なものだと言えるでしょう。
相続人代表者指定届というのは、とても簡単に噛み砕いて言うと、相続人の代表者を指定する書類だと思ってください。
通常の相続では、配偶者だけとか子供だけとか、相続人が1人だけになるというとは稀です。
当然ですが相続人が1人の場合は、その人が相続人代表者となります。
しかし、実際には配偶者の他、子供や孫、両親や兄弟姉妹など色々な人がいるでしょう。
それらを指定する際に使うのが、相続人代表者指定届です。

しかし、「相続人代表者指定届で代表者になったら、代表者だけが支払う義務を負うのでは?」と思う方もいるでしょう。
この相続人代表者指定届は、不動産所有者が亡くなった際、法定相続人の中から指定するだけのものです。
つまり、支払いをその代表者だけに負わせるものということではないので安心してください。
ただ、単純に相続をする場合は代表者がいないとこんがらがることもあることから、代表者を指定する必要が出てくるのです。
そのための相続人代表者指定届だと思っておきましょう。
ただ、ここで注意しておきたいのが成年後見人の存在です。
成年後見人とは、責任能力が低い高齢者や子供、その他障害がある人に代わる人のことを言います。
もしくは、そのサポートをする人のことを言います。
つまり、相続においては状況に合わせて成年後見人も用意することが必要な場合もあります。

どちらにしても、相続は被相続人が亡くなってから手続きすると、面倒や手間も多々出てきます。
それならば、生前にしっかりと話し合っておくことが必要なのではないでしょうか。
特に相続人代表者指定届などは被相続人が生きている間に決めることもできますし、成年後見人も同様です。
亡くなってからだと伝えられないこともあるので、できる限りは生前に家族で一度話し合っておくことも重要です。
その際は、専門家などの意見も参考にすると良いでしょう。
専門家の意見があれば、より具体的に話を進めていくことができます。
それがスムーズな相続に繋がってくるはずです。